MacBook Pro RetinaにWindows8をインストールしてみた

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最近、家ではMacBook Pro Retinaがメインマシンになってますが、やっぱりWindowsを使うことも結構あるんで、いちいちマシンをチェンジするのが面倒。

ということで、かねてからやろうと思っていたMacBook Pro RetinaへのWindows 8のインストールをしてみました。

BootCampを使ってインストールするつもりだったんですが、いちいちマシンを起動し直すのも面倒な気がして、仮想化をしてみた。パフォーマンス的に問題なければ、そのまま使うつもりです。

Windows 8は一度インストールしてアクティベーションしてしまうと後で方針変更が面倒なので、とりあえずRTM版を使って環境構築しました。90日使ってみようと思います。

仮想化の方は、メジャーなのはVMware Fusion 5とParallels Desktop 8。

とりあえずしばらくのあいだ両方の試用版を試してみて、いい方を買おうと思います。

事前に調べた感じでは、VMware Fusion 5の方がお買い得でParallels Desktop 8の方がグラフィック関連のパフォーマンスが良いらしい。

まず、VMware Fusion 5をインストールして、Windows 8の仮想環境を構築。やってみると気が抜けるほどあっさり構築できました。

次に、Parallels Desktop 8で環境構築。こちらも、簡単に構築できましたが、RTM版を使う場合、注意があります。Windows 8の環境構築でイメージファイルを選ぶときに、デフォルトで高速インストールというチェックが付いてるんですが、これを外しておかないとインストール時にマイクロソフトのライセンスの条項が何たらかんたらというエラーでインストールが進まなくなります。

それ以外は、すんなり進みました。

Windowsのインストール後に忘れちゃ行けないのが、VMwareツールやParallelsツールをインストールすること。どっちもメニューバーからインストールできます。

で、両方とも無事に構築できたので、さてどっちが良いか。

ちょっと使った感じでは大差ないです。
両方ともRetina対応してますが、Windowsの設定で最大解像度を選択すると文字やアイコンが小さくてとても使えません。

解像度の設定と、テキストやその他のサイズの設定でちょうどいい設定を選んで使うようになります。
テキストやその他のサイズの設定はデフォルトが100%ですが、Retinaで使うなら200%がいい感じです。
解像度だけで表示を調整しようとすると、フォントがギザギザになりますよ。

事前に調べたときは、 Parallels Desktop 8の方が表示がきれいだという情報があったんですが、比べてみると設定が同じなら差はないような気がします。VMware Fusion 5の表示が汚いと感じたらテキストやその他のサイズの設定を確認した方がいいかもしれません、
ただマウスカーソルだけは、なぜかVMware Fusion 5の方だけちょっとジャギーというか、ちょっとギザギザが付いてますが、あとは違いなさそうです。
ただ、Parallels Desktop 8の場合、Parallels Desktop 8の方のビデオの設定項目にRetinaに最適という設定ができます。これを選ぶとちょうどいい表示になりますが、この設定はテキストやその他のサイズの設定を勝手に設定してくれているだけのようです。199%に自動的に設定されて変更できなくなるようです。
いずれも、この辺の設定をちょうど良く設定すればRetinaディスプレイできれいに表示できます。
ただ、 アプリケーションによってはテキストやその他のサイズの設定を大きくすると、表示が乱れるものがあります。これはアプリケーション側の問題ですね。

パフォーマンスの方は、普通に使う分にはどちらを使っても問題なさそうなので、仮想環境のまま使っていくことになりそう。

問題はどちらを使うか。

3Dのゲームなんかをするわけでもないのでパフォーマンス的にはどちらでも良さそう。
VMware Fusion 5の方は、環境ができてすぐ違和感無く使えましたが、Parallels Desktop 8は環境構築直後に英数キーを押しても半角モードに戻らなくて使いにくいのでカスタマイズが必要だったりします。

あとタイルの並んでいるスタート画面ですが、なぜかVMware Fusion 5の方が小さく表示されます。
Windows 8が自動調整していると思われますが、なぜ表示が違うのか謎です。私の好みでは Parallels Desktop 8の方が使いやすいですが好みの問題です。小さいタイルがたくさん並んでるのがいいか、大きめのタイルの方がいいか。

あと、タッチパッドの操作は両方とも普通にできますが、ブラウザを使ったときのスクロールがVMware Fusion 5の方が使いやすかったです。Parallels Desktop 8のほうはスクロールが速すぎて使いにくい。
でも、この辺は多分設定を変えることができるはず。

Windows 8では画面の右上隅がホットスポットになっていてカーソルを持っていくとメニューが表示されますが、Parallels Desktop 8の方で気が利いていると思ったのは、画面右上にカーソルを移動していくとカーソルが一瞬止まるのでメニューを表示しやすくなってます。VMware Fusion 5の方は、カーソルがそのまま仮想環境のウィンドウを通り越してしまうのでメニューが出しにくいです。
フルスクリーンで使っていると、余り関係ないか。

VMware Fusion 5のほうはMacのメニューバーにWindowsのスタートメニューのようなものが表示されるようになります。これが便利なのかどうか、まだ分かりませんが。

結局、両方一長一短あっても大差ない感じです。

となると、コストパフォーマンスでVMware Fusion 5かな。VMware Fusion 5は複数のMacにインストールできるのと、仮想ファイルをMac以外でも使い回せるのがいいですね。

とりあえず、試用期間いっぱい使ってみるか。

 

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